夜中にさ、急に目が覚めたんだよ。時計見たら2時過ぎくらいだったかな。で、喉乾いたなーと思ってキッチン行こうとしたんだけど、廊下の方からなんか音が聞こえてくるんだよね。「トン、トトン、トン」みたいなリズムの音。 それだけじゃなくて、変な口ずさむ声みたいなのもかすかに聞こえるの。「んんん～ん、ふふ～ん」って感じで。なんか不気味だけど、まあ夜中だしさ、寝ぼけてるんじゃないかなーって思って、とりあえずそのまま音がする方に歩いていったんだよ。 そしたらさ、リビングの明かりがちょっとついてて、中をチラッと覗いたの。そしたら、お母さんなんだよ。お母さんがさ、なんか妙な動きで踊ってんの。それも普通のダンスとかじゃなくて、腕とか足とか変な方向にぐるぐるしてて、なんか体が軽く浮き上がってるみたいに見えるの。で、よく見たら、お母さん目ぇ開けてんだけど、全然焦点あってないの。しかもブツブツ何か言ってるみたいな。あの感じ、まじでゾッとした。 「お母さん、何してんの…？」って声かけようと思ったけど、なんかヤバイ気がして、その場で動けなくなっちゃったんだよね。その間もお母さん、ずっとリズムよく踊り続けてるの。ひとりでに体が動かされてるみたいな雰囲気だったんだよ。 でさ、そのリズムの音が急に止まったんだ。その瞬間、お母さんもピタッて止まって、急に首がガクっとこっち向いたの。超不自然な角度でさ。「見てたの？」とか言われるのかと思ったら、お母さん、口が全然動いてないのに低い声で「次はあなたよ」って聞こえたんだ。身体中が凍りついたよ。 気づいたら自分の部屋に戻って布団かぶって震えてたんだけど、朝になってもリビングに行けなくてさ。それで結局、お母さんに「あの時のこと何だったの？」って聞いたんだけど、お母さん、全然覚えてないって言うんだよ。話してる時の「何それ」って笑顔が、なんかあの時踊ってた顔と重なって見えてさ…それ以来、夜中にリビングの明かりがついてたら絶対行かないことにしてる。 ホラー映画 は、恐怖や不安をテーマにした映画

ある日、彼女は彼のシャツからふんわり香る見知らぬ香水の匂いに気づいたんだ。それがきっかけで、モヤモヤした気持ちをずっと抱えてた。彼はいつも通り優しくて、にこにこしてたけど、彼女の心は違和感でいっぱいだった。浮気なんて信じたくない、でもどうしても不安が押し寄せてきて、彼女は彼のスマホを見ることにしたんだ。夜、彼がシャワーに入ってる間にね。 スマホを開けると、予想してた通りロックがかかってて、それでも彼女は冷静だった。彼が使いそうなパスワードをいくつか試したら、あっさり開いたんだ。その瞬間、自分が今何をしてるのか理解しながらも、止められなかった。メッセージアプリを開けると、「愛してる」だの「また会いたい」だのと、どこかの知らない女性とのやりとりが目に飛び込んできた。心臓がドクドクいって気持ちはぐちゃぐちゃだったけど、彼女はその場では何も言わなかった。 その日から彼女は冷静に、けど慎重に動き始めた。彼の行動を観察して、さらに証拠を集めていったんだ。知らない女性との写真、デートに使ったレストランのレシート、そして決定的な証拠を手に入れるためにGPSアプリまで仕掛けた。本当に信じたくなかったけど、事実は嘘をつかなかった。 彼女はついに決断した。ある日、彼がその女性と会う約束をしていることを知り、彼の後をつけたんだ。薄暗い街の裏路地、彼はその女性と待ち合わせをして、二人で仲良さそうに歩き始めた。その瞬間、彼女は出て行こうと足を踏み出した。でもそのときだった。 後ろから「こっちを向いて」と低い声が聞こえた。なんだろうと思って振り返ったら、そこには何もなかった。いや、はっきり見えたんだ。街灯の下に立っているのは、全く知らない真っ白な顔をした女だった。その女がジッとこちらを見て、不気味な笑顔を浮かべてたんだ。びっくりして目を離して再び振り返ると誰もいない。でもその瞬間、スマホの画面に通知が届いて、開いたらその女の顔が写ってた。「彼を許さないで」と文字が浮かぶ。彼女は震えながらスマホを握りしめて、立ちすくんでいた。 彼女は足が動かなくなって、その場で固まってしまった。でも、再び視線をスマホから上げた瞬間、今度は目の前の路地の暗闇の中に、さっきの白い顔の女がぼんやり浮かび上がってきたんだ。その女はゆっくりと彼女に向かって歩き出し、そして…気づけば隣に立ってた。その女が耳元でささやいたんだ...