スキップしてメイン コンテンツに移動

土曜日の夜にちょっと一平チャンなラーメン食べに行った


俺、この土曜の夜さ、めっちゃラーメンの気まぐれがしてさ、一平ちゃんでもいってみっかーって思って、近所のラーメン屋にふらっと行ったんだ。


店はまあまあ混んでたけど、カウンターにちょうどいい空きがあって、そこに座ったのね。店員さんが「いらっしゃいませ、ご注文は?」って来たから、期間限定の味噌ラーメンが気になって、それ頼んだんだよ。


まあ食べてる間は普通、深夜のしっとりした雰囲気で、味も濃厚で食べてて幸せだったわけ。でも、さあチャーシューを最後の一枚口に入れようとしたところでさ、なんか違和感を感じて… いや、もうチョッピリぞくっとしてきてん。


そのチャーシュー、なんかね、紙っぽい感じなんだよね。よく見ると、その「紙」みたいなの、いや、なんか書いてあんの。文字みたいな…


そうこうしてる間に、店員が「おいしいですか?」って微笑みながら聞いてきたんだけど、笑顔がなんか変でさ、目が真っ黒で、まるで魂を見つめるみたいな目でこっちを見てて… それでしどろもどろに「あ、はい、うまいです」とか答えたんだけど、その紙片見せようとしたら、チャーシューが全部消えてたんだよね。


もう、パニックでさ、バッタバッタと会計済ませて店を出たけど、背中に冷たい視線を感じて、振り返ったら店の中の全員が、コッチをジッと見ていて…


そしてその夜からさ、家の電話が鳴り止まなくて、出ても無言で、夜中には知らないチャーシューの臭いがするんだよね…これ、おかしいよね? 怖くなってラーメン屋に問い合わせたら、「土曜の夜は休業日ですが…」って言われたんだよ…そんで俺、完全にゾッとしてさ、「え、でも俺その日行ったし…」ってオロオロしてたら、店側から「もしかしたら、あの店を覚えてる人が他にも…」って話が聞こえてきたのよ。


それから、夜な夜な、俺の夢にそのラーメン屋が出てきて、店員の真っ黒い目が俺をじっと見つめてるんだ。しばらくしてから割り出してみたけど、実はそこにあったはずの場所にはもう何年も前に店は無く、地元では「呪われたラーメン屋」と噂されてる場所だったってことが分かった。


土曜の夜、あの味噌ラーメンを食べたらもう戻れない…みたいな話が街では囁かれてるんだよ。信じなきゃいいのに、よりによって俺がたまたまその話になる日に行っちまったんだんだよ。どうやら俺は「幽霊ラーメン屋」に引っかかったみたいでさ。しかも、その場所にはなんか呪いでもかかってるらしくてさ、行く度に奇妙な体験が増えるって噂だよ。


ついこの間までラーメンって言えばテンション上がってたのに、今じゃラーメン見るだけで胃がキリキリして、不安でしょうがないんだよ。俺の知り合いに話したら、「あの店のチャーシュー、食べた人は夢に出るだけじゃ済まなくて、現実で奇怪なことが起きるようになる」とか言っててさ。


それから夜中に目が覚めると、部屋の隅に何か黒い影がチラつくようになったんだ。ガチで怖くて、もうあの店のことは誰にも言えなくなっちまった。



コメント

このブログの人気の投稿

ベーシックインカムが施行された未来のことを想像してみよう。

母親は料理が苦手、適当な料理ばかり食べさせて育てられてきた。「家族の秘密」

うまかっちゃんに納豆を入れた「よかっちゃんマン」

ママチャリに乗ってるおばさんの呪い

ヨロシクスタンダードTシャツ 友達とおしゃれなTシャツで楽しいスタイリング

春は流行りのオーバーサイズでステンカラーコートを着る

今日は学校をズル休みしてしまいました。

ホームステイした家の隠された秘密 呪われた家

ピカソ、絵を見せて 「意味わからん」 と言われる。

花の好きな女