ある日の夜、仕事帰りの綺麗なOLの美香さんが、いつものように帰宅のために駅から自宅までの道を歩いてたんだ。その日は特に疲れてたし、早く家に帰って休みたかったんだけど、なんか今日は妙な緊張感があったんだよね。
暗い道を歩いていると、ふと背後から足音が聞こえてきた。最初は気にしないふりをしてたけど、その足音はどんどん近づいてきてる感じがして、美香さんはついに気になってちらりと振り返った。
そこには背の高い男がいて、彼女をじっと見つめていた。美香さんは思わず急ぎ足にしたけど、その男も同じようにペースを上げてきたんだ。「まさか、追いかけてるの?」と胸がドキドキし始める。
やがて美香さんは心底怖くなって、一気に走り始めた。けど、男も全速力で後を追ってくる。夜の静けさの中で、二人の足音が響き渡る。美香さんは「助けて!」と叫びながら、人気のない道を駆け抜けていった。
自宅近くのコンビニが見えてきて、美香さんは必死にその中へ駆け込んだ。店員さんに助けを求めて、息を切らしながら事情を説明した。
男は店の外で立ち止まり、美香さんを無言で見つめてた。でも、店員さんが警察に通報してくれている間に、男は静かにその場から去っていったんだ。警察が来た時には、もうどこにも姿が見当たらなかった。
しばらくして、美香さんは少しずつ落ち着きを取り戻して家に帰ったんだけど、その夜は全然眠れなかったんだ。次の日、警察はパトロールを強化すると約束してくれたけど、あの男が捕まることはなかった。
ところが、数日後にとんでもないことが起こったんだ。美香さんが帰宅すると、自分の部屋のドアが少しだけ開いてることに気づいた。鍵はちゃんとかけていたはず…
恐る恐る中に入ってみると、リビングのテーブルの上に一枚のメモが置いてあった。「次はもっと近くで会おうね」って書かれてたんだ。美香さんは震えながらその場を逃げ出し、もう二度と自分の家には帰れなかったんだって。
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