ある夜さ、俺が夜更かししてリビングを通ったら、お母さんがコタツで寝てたんだよ。
まあ、うちはよくある光景なんだけどさ、その日はなんか雰囲気が違ったんだよね。部屋の電気も半分消えてて、テレビだけがぼそぼそ音を立ててた。携帯のライトで足元照らしながら静かに歩いて、お母さん起きちゃうといけないから声もかけずにさ、そのまま自分の部屋に戻ろうとしたんだ。でも、なんか気になっちゃって、ちょっとだけ振り返ったんだよ。そしたらさ、お母さん、こっち見て笑ってんの。
びっくりして、「起きてたの?」って聞いたら、返事ないの。なんかおかしいなって思ったけど、眠いし、まあいいかって自分の部屋に戻ったんだ。それでしばらくして寝ようとしたら、廊下から足音が聞こえてきたんだよね。てっきりお母さんが部屋に戻るんだと思ってた。でもなんかおかしい。足音が俺の部屋の前で止まるんだけど、そのままドアが開かなくて、じっとしてるみたい。さすがに怖くなったから「どうしたの?」って声かけたけど、返事なし。部屋ん中からドアの向こうをじっと見てたら、だんだん視線を感じるような錯覚がしてきて、完全に固まったよ。
でもそこでふっと、さっきのコタツのこと思い出したんだよね。お母さん、あの時なんか変だったなって… で、思い切ってドアを開けてみたんだ。そしたら誰もいないんだよ。俺はホッとして安心したんだけど、その安心も一瞬だった。リビングの方から小さな声で、「あれ、こっち来たらダメなのに」って、確かに聞こえたんだ…。その声、確かにお母さんの声だったけど、まだコタツのところから聞こえてくるんだよ…。
ホラー映画は、恐怖や不安をテーマにした映画のジャンル

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