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夜中にお母さんが「ごめんなさい。私もそろそろ限界です。」って言ってた。

 



夜中に目が覚めたんだ。時計を見たらもう2時過ぎ。なんか喉が渇いて、キッチンに行こうと起き上がったら、リビングから小さい声が聞こえたんだよね。


お母さんの声っぽかったけど、誰と話してるんだろうって思って、そーっと近づいてったんだ。扉を少し開けたら、お母さんが一人でソファに座ってて、電話でもしてるのかなって思ったんだ。でも相手の声が全然聞こえない。ただお母さんが「ごめんなさい。私もそろそろ限界です。」って繰り返してたの。なんか様子がおかしくて、冗談っぽい感じでもないし。背筋がゾワッとしたよ。


思わず「お母さん、大丈夫?」って声かけたんだ。そしたらお母さん、びくってしてこっちをゆっくり振り向いた。顔が青白くて、生気がないっていうか、なんか別人みたいだったの。さらに変なこと言うの。「あんた、こっち来たの?」って。え?ってなったけど、「何言ってんの?寝れなくて起きてきたんだけど」って答えたらさ、急に笑い出して「そうじゃなくて、まだ向こうには行ってないんだよね?」って。意味が分からなくて、ただ黙って立ってたら、お母さんの笑顔がすぅーって消えて、そのままつぶやくみたいに「ごめんね、本当にごめんね」って。


その瞬間、後ろの廊下からカタンって音がして振り向いたんだけど何もない。けど目線を戻したら、もうお母さんいないの。さっきまでそこにいたはずなのに、部屋を見てもどこにもいない。めっちゃ焦って家中探してたら、お母さんの部屋にたどり着いてみたらさ…普通にお母さん寝てるんだよ。規則的ないびきかいて。信じられなくて、「さっきリビングにいたよね?」って揺らしたりしたけど、全然起きないの。


その夜は結局眠れなかった。翌朝、お母さんにその話をしたら、「そんなわけないじゃん」って笑ってた。けど、なんか目の下のクマがひどくて、ほんとに疲れ切った顔してたんだよね。それから数日後、夜中にまたあの声を聞いたんだ。また「ごめんなさい。私もそろそろ限界です」って。同じ場所から。けど今度は、リビングには誰もいなかった。


その日は怖くてリビングに近づけなくて、自分の部屋で布団をかぶって震えてたんだ。ほんとに何だったんだろうって、頭の中ぐるぐるして。でも次の日、お母さんが急に倒れて病院に運ばれたの。過労だって言われたけど、目を覚ましたお母さんがぼんやりしながら「ちゃんと終わったかな…まだ追ってこないかな…」ってつぶやいてて、看護師さんも聞き間違いだって笑ってたけど、私は背筋が冷えるのを感じた。


家に戻ってから、何か気になってお母さんの部屋探ってみたの。そしたら、見たこともない小さい木の箱が引き出しの奥に隠されてて、中に古ぼけた写真が入ってたんだ。そこには知らない人たちと若い頃のお母さんが映ってて、全員同じくらい親しそうに笑ってた。

でも裏には「あなたも限界が来たら、次を選んでください」って書いてあったの。どういう意味なのか全く分からないけど、その日以来、またあの「ごめんなさい」という声が聞こえが聞こえるような気がして、もう耐えきれなくて引っ越すことにしたんだ。


ホラー映画は、恐怖や不安をテーマにした映画のジャンル



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